Op.25 音大物語①巫女さんとココア【♪】
2019年05月10日
私は音楽大学へ受かったらやりたい事がふたつありました。
それは
︎○ココアを飲むこと、
︎○巫女さんのアルバイトをすること、でした。
改めて文にしてみて、音楽と全く関係ない事でときめいていたことが自分らしいなと思いながら書いています。
最初のココアについては、2月最後の冬期講習に行った時、談話室で飲んだ(紙コップですよ)ココアがなんとも美味しく、"この世の中にこんな美味しいものがあるんだー!"と感動しました。
そして ここの音大に受かってまたココアを飲みたい、と思ったのです。
音大に入り、とりあえず談話室のココアは飲めてひとつ夢が叶いました。
巫女さんについては、電話帳の結婚式場のところを端から電話しまして、わりとはじめにかけたところに採用され、土日中心に埼玉県飯能市までせっせと通いました。
巫女さんの紅白の衣装をまとい、足袋を履くと身が引き締まりました。
神殿にて行われる神前式では、
お嫁さんが立ったり座ったりする時に補助したり、三三九度の三つ杯三献の儀の時に盃にお酒を注ぐ仕事をしました。

5月連休〜June brideの6月はとても多い時期でした。
何十年前の丁度今頃、一生懸命
人生節目の行事のお手伝いをしていたわけです。
1〜2年、埼玉県入間市という山奥
にある大学内の寮にいたので
時間はたっぷりあり、もちろん本業の方も楽しく勉強していましたよ。
私が巫女をしていたのは「岩清水」という結婚式場です。
9年前、懐かしくて埼玉まで訪ねて行ったら、もうそこは廃墟のようになっていて、とても寂しかったです。親切にしてくれた岩清水の皆さんにもう一度会いたい!
これを読んで見つけてくれないかなあと奇跡を信じて書きました。